Dec
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以前アリス・ウォーカーの著書を読んだ時に、男性にとっての思春期の人生の危機に相当するものが、女性にとっては30代後半の時期あるはずだと提唱しているのを読んだ。若い「性」的な魅力の衰えがその時期に重なる。自然、周囲の対応も変わってくる。若い時期は「性」の魅力の為、自ら積極的に自らの望む人間関係を獲得するために行動する必要が無かった。問題は何もしなくとも(何もしないというのはまた語弊がある。)、文字通りフェロモンに吸い寄せられて集まってくる他人達にどう向き合い、どう対応し、どう自分を合わせることができるかが重大な問題だった。(自らの望まない干渉というのもしんどいものですよ。)年齢とともにその選択の幅は先細る一方だ。自らの人間関係を与えられる、ものだけでなく自分の力で(自らの魅力も自分の力のうちだけれども)獲得する若さに変わる性的な魅力、能力、気力が、そもそもその女性の当事者の中にそれまでの期間に育っているか?がその女性にとっての遅れてきた人生の危機を乗り越えられるかの大きな分岐点になるのではないだろうか?
沈没ピアノ